藺草の中から取り出す芯
灯芯ひきは、藺草の中の白い芯を取り出す手仕事です。安堵では伝統産業として受け継がれ、灯りを支える素材が暮らしと町の仕事を結んできました。
育てることも、伝えることも
灯芯保存会は藺草の栽培や技術の継承、体験の指導に取り組んでいます。細い一本ができるまでの作業を知ると、昔の灯りが少し身近になります。
資料館で道具に出会う
歴史民俗資料館では、灯りと灯芯に関する資料を展示しています。体験会の日程や申込みは年ごとの案内で確認し、展示と合わせて町の手仕事に触れてみましょう。
いぐさを、灯りの材料として見る
いぐさというと畳を思い浮かべますが、安堵では茎の中の白い芯を取り出し、灯りの芯として使う技術が伝えられてきました。油を使う灯りや和ろうそくの芯に関わる仕事です。植物と照明という、いまは結び付きにくい二つが、暮らしの技術でつながります。
完成した細い芯だけでなく、茎の姿と中身の違いを知ると、何を取り出す作業なのかが理解しやすくなります。灯芯ひきの紹介では、材料を育てることと、芯をきれいに取り出す技術の両方に目を向けてみてください。
細い芯を傷めずに取り出す仕事
工程の紹介や実演を見る機会があれば、外側を扱う手の動きと、出てくる白い芯の状態に注目します。完成品の長さや細さから、素材を無駄にせず扱うための工夫が想像できます。道具の形だけでなく、使う順序を説明で確かめるのもポイントです。
町は2015年6月1日に「灯芯ひき技術」を町指定文化財の第1号としたことを紹介しています。指定の対象は技術です。古い道具を保存することだけではなく、作業をできる人と学ぶ人をつなぐことが大切だと分かります。
保存会の活動と、見学の機会を調べる
保存活動には、いぐさの栽培や技術を伝える取り組みがあります。町が案内する実演や教室などの機会を調べると、展示の説明だけでは分からない手の動きを知る入口になります。開催回数や内容は年度で変わるため、昔の案内を現在の予定として使わないようにしましょう。
歴史民俗資料館の見学と組み合わせるなら、通常の開館と、実演・講座の開催を別々に確認します。自分で体験できるか、申込みが必要かもその回の案内で確かめてください。帰りに田園を見ると、材料となる植物を育てる仕事と、灯りを作る仕事を一緒に考えられます。
| 材料 | いぐさの茎と中の白い芯 |
|---|---|
| 工程 | 芯を取り出す手の動きと道具 |
| 文化財 | 道具ではなく技術を伝える意味 |
| 活動 | 栽培、実演、講座の開催案内 |
確認元:安堵町歴史民俗資料館 施設案内 / 灯芯保存会について / 安堵町歴史民俗資料館の令和8年度の年間行事予定について。
情報確認:2026年10月11日。開館・公開・開催・利用条件は、訪問前に最新の案内をご確認ください。